一瞬の風になれドラマ化

「一瞬の風になれ」は漫画化して連載中だし、高校の陸上部が舞台の青春モノなので、内容的にもほぼジャニーズで映像化するのは容易に想像できていたんです。主演の内博貴さんという人はよく知らないので特に不満もないのですが、助演・福田沙紀にとっても悪い予感がします。もちろんアイちゃんには文句なし。気がかりなのは、どうして助演が女子なんだ!?
神谷新二と谷口若菜のくだりは、神谷君の不器用で真っ直ぐな感じがよく出ている青春爆発エピソードなので、物語に必須ではあるのですが、それをメインに持ってこられると、全く別のおはなしになってしまうんですよね。まあ、気に入らなきゃ見なければいいだけの話なんです。これに関して何が言いたいかと申しますと、恥を忍んで告白します。
神谷新二には櫻井翔がハマリ役だ!!
コレ、本を読んだ去年の5月頃から思っていたんです。初めは全く何事もなく読み進めていたのに、途中から、主役の子、さくらいくんっぽいなと思い始め、3巻に入る頃にはそれが確信(!)になり、自分の恥ずかしさに最後まで読むことが出来ずに挫折。私はたまに中学校の学級文庫に本を貸し出しているのですが、この本も貸していて、続きが気になる女子中生にせっつかれるままに本は教室行き。なのでラストを読んでいません。あれから、神谷と一ノ瀬はどうなったんだろう。
既に私にとって、神谷新二は(10代の)櫻井翔以外の何者でもありません。この作品が数年早く世に出なかったことが、ちょっとばかり悔やまれる。
この妄想が余りにいたたまれなくて、以来、小説を避ける程に。評論やエッセイばかり読んで過ごしておりました。年末、そろそろ大丈夫かもと放っておいた、伊坂幸太郎グラスホッパー」を手に取ったはいいが、読後、蝉は大野君がいいなあ〜情緒が欠如したどこか憎めないナイフ使いの若者役はハマるに違いない!などと、すぐさま妄想が湧き出てきて、いやはや参った。参った。
もう、この脳味噌は元に戻らないんでしょうか?このままだと本屋大賞に投票できません。だって読めないんだもの。11日に一次投票受付締切なんです。あと2日!