書店員の嵐な日々〜おおの編

かがんで雑誌を出していたら、すいませんという声と共に、目の前に突き出された親指の付け根。そこには「BRUTUS」の文字が。こういう雑誌ありませんか?と尋ねる3~4才の女の子を連れた若いお母さん。こういう聞き方するには読んだことないわけだ。頼まれ物の線も捨てがたいが、きっとコレはアレに違いない!と嬉々として案内する私。一旦離れ、本日(12日)入荷の「411」(フォーダブワン。勤め先はブルータスを男性誌の棚で展開している)を持って戻ると、果たしてそこには『人間関係』を食い入るように見つめるお母さんの姿が。ビンゴ!
お母さん、それ私も買いました!と手を取りたくなる気持をグッと堪え、隣の平積に腰掛けている女の子に精一杯優しい口調で、ごめんねぇ〜本の上に座らないでね〜と声かけ。すると、お母さん、ハッと顔を上げ、すいません!ダメでしょ!!と慌てて注意。いいんですよ〜お母さん、だってワタシタチ同じ嵐ファンじゃありませんか!!(意味不明)と心で叫び、笑顔でその場を後にした。同僚に確認したところ、めでたくブルータス1冊お買い上げ。ありがとうございます!!